神様の憂鬱

神様の代わりにいろいろ経験しています

言葉の裏側

言葉というものはとても不自由で

発した言葉の意味は受け取る側に委ねられている

と、前に記事で書いたのだけど

 

tsuyuri0507.hatenablog.com

 

今度は受け取る側も

また難しいという話

 

 

 

昔勤めていた会社の社長の知り合いがきて

『映画を作ったので見て意見をほしい』

ということでその映画を見たのだけれど

男女が木陰に座り何かを語っているというもので

話をしている側の人物の顔をひたすら映しているだけで

引きもなければ風景もなく

他の登場人物もでてこない

意見を欲しいとのことだったので

「小説を読んでいるのと変わりない」

「顔を映しているだけで演出が少ない」

ということを伝えたら

『君はこの映画の良さがわかっていない』

みたいな感じで機嫌を損ねたようだった

 

 

 

そんなことも忘れていたつい最近

ある人に『僕の歌を聞いて直してほしい』と言われ

リズムとかタイミングとか思ったことをいろいろ伝えたら

『この歌は歌詞の意味が重要なんだよ』

と機嫌を損ねて帰っていった

 

 

 

はぁぁぁ?

 

 

『意見が欲しい』

と言ったら褒めてくれると思ったのかな?

 

『良いところを言ってほしい』

って言ったら良かったんじゃないの?

気持ちを察して裏を読めばよかったの?

 

 

やはり言葉というものは

なんと難しいことか

表も裏も

あるのものなのだ

 

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